こんにちは
管理職専門コーチの
juncoです。
管理職の仕事に就くと、次のような悩みが出てきます。
管理職になったことで業務の量が増えた
管理職になると、部下の教育や管理する立場になるため、今までやっていたこと業務+新しく人を管理することをやる必要がでてきます。その結果業務量が増えてしまうことが多いです。
管理職ですので、仕事を振り分けることを上手にやる工夫が必要です。特に管理職になって間もない場合は、慣れていないので、時間が普段よりかかってしまう可能性があります。
次の自分候補で悩む
管理職になるということは、次に管理職のポジションにつく人つまり、今のあなたに変わる人を育てていかないといけません。しかし、管理職のポジションに就きたいという人がそもそも少ないことと、スキル的に足りない人がいます。そのため部下に色々なことができるように教育していく必要があるのです。
管理職になったものの、会社に教育する仕組みがない
小さな会社や組織ですと、そもそも管理職を教育する仕組みができていないことがあります。そのため、どのように仕事の割り振りをするのか、部下の教育方法など一から作り上げていかないといけなくなります。また、人事異動により上司が突然異動になり自分が急遽管理職になってしまった場合なども同じような悩みを抱えることになります。
などなど、管理職になることによって、でてくる悩みをあげてみました。そもそも、管理職の仕事とは、どんな仕事があるのかご存知ですか?
管理職の仕事とは?
では、管理職の仕事とはどのようなものなのかをお伝えします。まず、管理職を必要とする職業は多岐にわたります。
企業の組織・部門の管理職について
こちらは一般的な企業の管理職です。CEO(最高経営責任者)、部門マネージャー、プロジェクトマネージャーなど、企業内の組織や部門を管理する役職があります。
教育機関の管理職について
こちらは、校長、学部長、教務長など、学校や大学などの教育機関における管理職になります。主に教育方針の策定や教職員の指導・監督などを担当します。
医療機関の管理職について
病院の院長、部門長、チームリーダーなど、医療機関における管理職があります。医療サービスの提供や医療スタッフの管理、予算管理などを担当します。
ホテルや旅行業の管理職
ホテルマネージャー、レストランオーナー、旅行代理店の支店長など、ホテルや旅行業における管理職です。施設の運営やサービス品質の管理、従業員の指導などを担当します。
などなど、管理職を必要とする職業の代表的なものをあげてみましたが、いかがでしたか?多くの職場で管理する立場の方が働いているという印象を感じて頂けたと思います。
管理職の仕事の中で、部下を育てていくことや、会社の中での仕事を円滑にするためにはスキルが必要になります。
では、具体的にどのようなスキルが管理職になると必要になるのかをお伝えします。
管理職の仕事を円滑にするためのスキルについて
管理職の仕事を円滑にするためのスキルは
- リーダーシップスキル
- コミュニケーションスキル
- チームビルディング
- パフォーマンス管理
- 自己成長と学習意欲
- 柔軟性と適応力
などがあります。それでは、一つ一つ見ていきましょう。
リーダーシップスキル
まず、管理職の方はリーダーシップのスキルを磨くことが不可欠です。チームを指導し、モチベーションを高め、目標に向かって方向を示す能力が求められます。そのために己を磨くなどの自己啓発やリーダーシップを意識したトレーニングを通じてスキルを向上させましょう。
コミュニケーションスキル
次のスキルとして、コミュニケーションスキルは管理職にとって必須です。
上司や部下との明確なコミュニケーションを図ったり、部下や上司の要件や期待を明確に伝えること。また、話を聴く能力やフィードバックの提供も重要になります。
チームビルディング
強力なチームを構築するためには、メンバーの個々の強みやスキルを理解し、彼らの成長をサポートする必要があります。チームメンバーの協力意識を高め、信頼関係を構築しましょう。
パフォーマンス管理
チームメンバーのパフォーマンスを評価し、フィードバックや指導を通じて向上させる能力が重要です。目標の設定や成果のモニタリング、報酬と認識の提供なども含まれます。
ですので、直接、言葉で伝えるようにしましょう。
目指している方向性と一致する形にするのがいいです。例えば、「管理職を目指したい!」といっているのに自発性にかける場合「もうちょっと自分から動かないといけないよね」など直接声をかけるなどをしてみてください。
自己成長と学習意欲
管理職として成長し続けるためには、自己啓発や学習意欲を持つことも必要になります。自分の働いている業界の最新トレンドをキャッチして、あなたのスキルをアップデートしましょう。
柔軟性と適応力
管理職には、組織や環境の変化に対応する柔軟性と適応力も求められます。部下からの新しいアイデアや提案なども受け入れ、柔軟に対応することで、組織の成長や変革につながります。
以上が、管理職に求められるスキルになります。上手にスキルを使いこなせていれば問題ないのですが、なかなかうまくいかずに管理職の仕事で抱える悩みも多いです。具体的な悩みについてお伝えします。
管理職の仕事で抱えるよくある悩みについて
管理職の仕事で抱える悩みは様々あります。
- メンバーのパフォーマンス管理
- コミュニケーション
- ストレスとプレッシャー
- 時間管理
- リスクと決断
- 変化への適応
などが考えられます。
パフォーマンスやモチベーションの悩み
チームメンバーのパフォーマンスやモチベーションに関係する悩みがあります。
コミュニケーションと人間関係の調整の悩み
上司や部下、同僚とのコミュニケーションや人間関係で悩むことがあります。
情報の伝達やフィードバックの提供、意見の衝突の解決など、円滑なコミュニケーションを築くことが重要です。
ストレスとプレッシャーに関する悩み
管理職の仕事はプレッシャーやストレスの多い状況にさらされることがあります。スケジュールの詰まりや期待に応えるプレッシャーへの対処方法やストレスの管理に悩むことがあります。
時間管理と優先順位に関する悩み
管理職は複数のタスクや責任を抱えているため、時間管理と優先順位の設定に悩むことがあります。
多忙さや締切への対応、仕事とプライベートのバランスを取ることが求められます。
決断とリスクに関する悩み
管理職は重要な決断を迫られることがありますが、不確実性やリスクを伴う場合もあります。正しい判断を下し、組織やチームの利益を最大化するために悩むことがあります。
変化への適応とイノベーションに関する悩み
組織や業界の変化に対応し、イノベーションを促進することが求められます。新しいアイデアや変革の導入、組織文化の変化に対する悩みが生じることもあります。
などの悩みを管理職の方は抱えていることが多いです。このような悩みは、コーチングスキルを使うと解決に向かいやすくなるものもあります。
管理職の仕事にコーチングスキルを活用しましょう
先ほどの悩みのように管理職の仕事でコーチングスキルを活用する場面はいくつかあります。では、具体的にどんな風にコーチングスキルを活用するのかご紹介します。
パフォーマンス向上のための個別指導
チームメンバーの成長やパフォーマンス向上を促すために、コーチングスキルを活用できます。
例えば、個別の1on1セッションを通じて、目標設定や課題の克服、能力の開発などを支援しましょう。ここで必要になるのがコミュニケーションです。
本人の目指したいものがある場合は、目指している方向生と、会社の方針を一致させることにより、パフォーマンス向上につながります。
フィードバックの提供
コーチングスキルを使って、チームメンバーや部下に対して具体的なフィードバックを提供できます。
本人が気づいていないことをフィードバックすることはとても大切です。
とはいえ、本人がどこまで気づいているかはわからないので、自分が感じたことを伝えるようにしてみてください。私からは「こう見えるよ」と伝えてみましょう。伝える時は、相手を否定はしないことです。
目標設定と進捗管理
コーチングを通じて、チームメンバーと共に目標設定を行い、進捗管理をサポートします。
個別指導で、目標設定したものに対して、進めて行く上で出てくる問題に対してコーチングを使いましょう。
日々生活をしていると「時間がない」ということってありますよね。この時間がない中でどうするを考えることがコーチングです。
これは、仕事も同じです。
部下が上司に相談をしにきた時に、様々な選択肢を出して「どうするのがいいのか?」部下自身に決めてもらうのです。そして、部下が決めた時はモチベーションが高まり、目標達成に近づくのです。
チームビルディングと協力関係の構築
コーチングスキルを使って、チームの協力関係やコラボレーションを促進できます。メンバー間のコミュニケーションや信頼の構築、問題解決や意思決定プロセスの支援にコーチングは役立ちます。
このように、全員で仕事の状態を把握できる環境づくりがコーチング的な関わりになります。
ライフワークバランスのサポート
コーチングスキルを使って、チームメンバーのライフワークバランスをサポートできます。
ストレス管理や自己ケアのプロセスをサポートし、メンバーの健康と幸福感を促進しましょう。
では、どんなことをしたらいいのか?それは、部下を普段からよく見ることです。普段との違いに気づき、それをキッカケに会話をしてみましょう。
いきなり、話をすると相手も驚きますので、普段から自分のことや家族のことなど、話してもらえるように関わっていると会話をしやすくなります。
些細なことでも気にしてみましょう。
- 有給休暇を全然とらなかった人が取るようになった
- 急に仕事にすごく早くくるようになった。
- 遅刻気味になって、元気がないように見える
- 昼休みに机で寝ていることが多い
- 会議中に携帯をよく見て落ち着きがない
- ネクタイがヨレてだらしなく見える
- なんかいつもより元気がないように感じる
などなど、普段との違う行動を気にかけてください。
部下の中には、自分のことを話してはいけないと思っている方もいますが、こちら側が言うのは自由です。いつでも話は聞くよというスタンスは大切です。
これらはコーチングスキルを活用する一般的な場面の例です。
管理職としてコーチングを実践するためには、傾聴力、質問技術、共感力、目標設定、アクションプランニングなどのコーチングの基本的なスキルを磨くことが重要です。
管理職の仕事の悩みを解決した事例
こちらは私のコーチングを受けた方の中から、管理職の仕事の悩みを解決に導いた事例をご紹介します。
■ 課長のポジションで部下を育てることに悩んでいました。
女性のクライアント様の中で、課長のポジションで部下を育てることに悩みを抱えている方がいました。
管理職の方がほとんど男性なため、ロールモデルになる方がいないことと、「女性の場合はどうして行ったらいいのだろう?」というお悩みでした。
彼女の課題は「どんな管理職としてやっていくか?」です。
彼女の中に「リーダー」とは、前に立って引っ張っていかなければいけないという固定観念がありました。勤めている会社は、昇格制度もきちんとされている大きな会社でした。
ただ、彼女自身は引っ張っていくタイプでもないと思っていて、「管理職の役割はどんなものがありますか?」ということで、サポートしました。
周りの管理職の方のように引っ張っていくタイプの自分を想像して、「自分が部下だったらどうか?」、「いま自分ができていることは何?」など具体的に出してもらうようにコーチングしていくうちに、「リーダーはこうじゃないといけない」という固定観念が外れ、部下の人が仕事をしやすくなるようなサポートができる管理職で行きたい!と思えるようになりました。
■ 教えることと、コーチングのバランスがわからない…
私のお客様の中に教員の方がいまして、
「コーチングを取り入れたいんだけど、教えることとコーチングのバランスがよくわからない」とのことでした。
中高生に英語を教えているのですが、お金を払っているのが親です。
この場合、本人にやる気がない場合はどうしたらいいのか?
お金を支払っている親のことを考えると英語の勉強をしないといけないのですが、やる気がないのに無理やり本人に伝えても本人は伸びないだろうと思い、コーチングを取り入れてやる気を出してもらうことはできないか?と思っていました。
英語の知識は必要です。
例えば、お子さんが宿題をやってこなかった時には、「なんでやってこないの?」と怒るだけではなくて、どうやったらできるか?の話を一緒にするなどの対応はコーチングでできます。やる気がないのも、そもそもなんでやる気がなくなったのか?など自分で考えれるようにサポートしていくことが大切です。
これは部下を持つ上司の方も一緒です。
例えば、仕事のやり方や仕事の進め方を教えることは必要です。
ただ、納期を守れない部下がいたとして、「なんで守れなかったのか?」と部下をただ責めるのではなく、守れなかった理由を聞き「何があればできたのか?」をコーチングのスキルを使って一緒に考えます。
もし、【上司が忙しそうに見えて、話しかけることができず納期が守れなかった】っという理由だとしても、緊急な仕事を後回しにするのは問題ですよね。
どんなに忙しく見えても、一回声をかけるようにしてほしいと思うわけなので、「忙しそうに見えても一言声をかけてね」と伝えることや、上司自身も普段から部下から話しかけてもらいやすい雰囲気を作っていくことが必要です。
いかがでしたか、このように、コーチングを取り入れることで、問題解決につながります。コーチングを体験しながらコーチングスキルを取得できるコースがありますのでご紹介します。
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