こんにちは
管理職専門コーチの
juncoです。
この記事では、会話がない部下の対応について考えてみたいと思います。
会話がない部下がいる上司はこのようなことに悩んでいます。
- 部下が何考えているか分からない
- 何に悩んでいるか分からない
- ある日、突然辞められたら困る
- 部下同士で話し合う時に、相手の部下がやりにくい
- なんて話しかけようかといつも思う
などなど、会話がないので部下が何を考えているのかが分からず、仕事の進捗も把握しにくかったりすることが多いです。
また、部下が実は不満があり、ある日突然会社をやめてしまった場合など、事情が分からないため「自分に原因があったのでは?」と自己否定をしてしまう可能性も出てきます。
このように、会話がない部下がいる場合は、「無口な人なんだ」と決めつけて放置しておくと、知らない間にストレスになっていることもありますので、対策を考えていきましょう。
会話がない部下がいた時はどうしたらいい?
会話がない部下の対応はタイプによって分かれます。
- 不満が溜まっていて会話をしないタイプ
- 自分に自信がなく発言しないタイプ
- 元々口数が少なくただ無口なタイプ
他にもタイプがいると思いますが、3つのタイプに分けて考えてみます。
不満があり会話をしないタイプの対策
このタイプは、不満が溜まっていることが会話をしない原因なので、原因を取り除くことができれば、部下の方から会話をしてくれます。では、どのように不満を解消するのかというと、「とりあえず話が聞きたい」と言って、1対1で話ができる場所で、話をしましょう。
不満を感じていたり、言いたいことは必ずありますので、肯定も否定もせず全部話を聞いてあげましょう。
自信がないから会話をしないタイプ
このタイプは、自分に自信がありませんので、1対1で話をしてもなかなか話をしてくれません。
自分の中で話がまとまっていないため話せなかったり、会話のどこかでわかりにくい、伝わらない、発言したら否定されると思っている可能性があります。そこで、答えやすい質問を投げかけてあげましょう。
まずは、イエス、ノーで、答えやすい質問からしていくのも効果があります。特に仕事に関していえば、「仕事は順調に進んでいる?」「〇〇なところまでは進んだ?」など、上司側も状況が把握できるような質問を投げかけて確認しましょう。
ただ無口なタイプ
元々、口数が少なく無口なタイプの人もいます。
このタイプの場合は、声をかける頻度をあげていきましょう。「仕事で、つまづいていることない?」「週末何してたの?」「昨日の夕飯何食べた?」「朝ごはん食べてきた?」などなど、話をする回数を増やすことによって、部下自身を気にかけてくれていると思ってくれる可能性が高まります。
以上が、会話がない部下に対するタイプ別の対応になります。
会話がない部下に対してコーチング的にどうする?
では、会話がない部下に対して、コーチングはどんな風に使うといいのでしょうか。
それは、相手に関心を持つことです。
また、積極的な発言がなかったり、自分の意見を発言しなかったりすれば自信がないなどを感じることもできます。
この人は無口だから仕方がないと諦めるのではなく、相手に関心を持つことで対応することができるようになります。
関心を持ってから次に大切なことは、相手を承認することです。
会話のない部下に対して、おはようなどの挨拶をする時には、「〇〇さん、おはよう」と相手の名前を呼んだり、相手の変化に気づいてあげたり、頼み事をしてくれたときには「とても助かったありがとう」と伝えたり、日頃の感謝で「ありがとう」と伝えたり、相手とコミュニケーションの頻度を増やしていくことがスタートになります。
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