部下にイライラしたときの原因と対策についてお伝えします。

 

こんにちは

管理職専門コーチの

juncoです。

 

あなたは部下に対してイライラした気持ちを持ったことはありませんか?

 

例えば…

  • もうちょっと頑張って欲しいのに頑張らない。
  • 毎回、同じ間違いをする。
  • 注意したのに、響いてない。
  • 自分で考えないですぐに答えを聞いてくる。
  • 「それ、もっと早く言ってよ!」ってことがよくある
  • 「これどうなっているのかな?」っていつも思う
  • 時と場合で、意見がコロコロ変わる

 

などなど、管理職の立場で、一生懸命、部下を育てようと頑張っているのに、全然違う反応が返ってくるとイライラする気持ちになりますよね。

客観視すれば、イライラすることでもないこと何に、なぜイライラしてしまうのでしょうか?

 

部下に対して、どうして「イライラ」するの?

繰り返しになりますが、なぜ部下に対して「イライラ」するのでしょうか?

 

部下が行動していない姿や、何度も間違えたりする姿を目撃しても、客観的に見ていると、特にイライラすることではないのですが、いざ、自分の部下に同じようなことをされると、「イライラする」のです。

 

それは、心の中で自分だったら、もっとこうやって動くのにどうして動かないの?という「自分だったら」があるからだと思います。

 

例えば、部下が何度もミスを繰り返す場合。

自分だったら、間違えたことをすぐにノートなどに書いたり、同じミスをしないように普段から気を付けたり、ミスしない工夫を取る。でも、部下は自分と同じような行動を取らない。

 

その結果、イライラする。他にもあります。

部下からの報告が遅いと感じたり、部下の仕事スピードが遅いと感じるのは、

自分の仕事スタイルを基本に考えるので、

 

自分だったら、

「進捗状況の細かいところまで報告する」
「自分だったら、この時間までに終わらせる!」
「区切りがいいところまで仕事を進める」

と自分と部下とのズレに対してイライラしている可能性があります。

自分が完璧に正しいとまでは思っていないですが、自分のやり方がベースにあるので、自分のようにやって欲しいと心の奥底では、思ってしまっているのです。

 

部下に対してイライラしたらどうしたらいい?

まず、イライラしたときに考えて欲しいことは、あなた自身が部下のことと関係なく「今イライラしているのか?」を考えてみましょう。

もし、「部下のことと違うことでイライラしています」だとしたら、これは部下の問題ではないので、自分のイライラ原因を見つけて対応しましょう。

そして、部下にイライラしていますの場合は、「なんでイライラしているのか?」を考えましょう。

頭の中で、イライラした時の状況を思い浮かべて、部下の発言や行動を具体的に思い出してみてください。思い出した時に、「イラッとして部下に対してガンっと怒ってしまった!」という感情に流された行動があった場合は注意です。

このような感情に流されてしまう態度を部下に見せると、部下が行動を隠すようになってしまったり、相談してこなくなるなど、悪循環になる可能性があります。

悪循環を起こさないためには、「私は今、こう感じたけど、なんでその行動をとったの?」と自分の気持ちを伝えながら、冷静に対応してみてください。

 

部下に対してイライラしたら、コーチングで対応しましょう

部下の話をしっかりと聞くことはコーチング的な対応になります。

どんな風に伝えたら、部下がやる気を引き出して、次からやろうと思うのか?っと考えると思いますが、まずは部下自身に考えさせることが大切です。そして、それには様々なケースが考えられますので、ケース別での対応の仕方についてお伝えします。

 

部下が同じ間違いをする場合の対応について

まず、部下が同じ間違いを繰り返してしまうケースについて考えます。このケースですがそもそも、部下自身が「同じ間違い」だと思っているのの確認が必要です。

部下自身が同じ間違いをしていることに気付いていなければ間違いを繰り返す可能性があります。また、根本的な間違いを理解できていないこともあります。

 

例えば、社員のAさんが、Bさんに質問をしてきます。Bさんは一生懸命回答しますが、どうやらその答え自体が間違っていて、トラブルになるケースなどです。

 

このケースですが、Bさんは質問を受けたので、自分の部署の立場もありすぐに回答をしないといけないと思い、あまりよくわかっていないのに、とりあえず答えたとのことでした。ここで上司が「いい加減な回答をして!」と怒るのではなく、なぜその回答をしたのか?と相手の話を聞く必要がります。

そもそも、わからないのであれば、その場で回答しなくても、調べて改めて連絡しますと相手に待ってもらうという対応でもいいということをBさんはわかっていなかったという大きな問題もあり、そこを伝えると、次からは同じようなミスをしなくなりました

「いい加減な回答をして!」と怒るだけでは、部下は傷つきます。その人自身はやる気があってその人なりに「ちゃんと答えないと」っと頑張っていたわけです。ただ、間違った回答をした時の影響範囲は考えたれていないので、そこはちゃんと話をしないといけません。

 

自分の期待と、部下の思いのズレでイライラするケース

私に相談に来るクライアントの話ですが、部下に対して「もうちょっと頑張って欲しい、踏ん張って欲しい!」という声をよく聞きます。部下に期待しているからそう思うのだと思います。

年齢が上の管理職の方の中には、プライベートの時間を削って、バリバリ働いてきた経験をしてきた方が多いです。ただ今の若手はプライベートを大切にするので、勤務時間が終わったら、残業せずに帰宅するという考えの方もいます。

管理職の立場からすると、入社して1年以内は、仕事が残っていたら「残ってまでやって欲しい」と思うわけです。私はどっちも気持ちをわかります。

では、仕事が残っていて、定時を過ぎている場合、そのときに部下に対してどのような対応をするのかを考えてみます。

もし、あなたが部下をみていてイライラするなら思っていることを言った方がいいです。

ただ「残って仕事をやりなさい!」というのはパワハラになってしまいますので、本人の意見を聞きながら、具体的に話をしてみましょう。例えば、「自分が新人の時はこうしたけど、それってどう思う?」や「今は、踏ん張って欲しい時期だと思うけど、考えってある?」っと聞いてみてもいいでしょう。相手の答えによっては、イライラする可能性がありますができるだけ歩み寄ることが大切です。

 

部下からのホウレンソウがなくてイライラする。

 

部下から報告・連絡・相談のホウレンソウをしてこなくてイライラすることもあります。ただ、上司であるあなたが欲しいタイミングと、部下が思っているタイミングがズレていることも考えられます。

この場合は、自分が欲しいタイミングを部下に伝えることが大切です。

 

例えば、1日の最後には必ず連絡して欲しいと思っているならば、そのことを伝えることも必要になります。伝えていない場合、部下としては「明日連絡すればいい」と思っていることもあります。そして、自分が欲しいタイミングを伝えずに、「報告が遅い!」と部下に伝えると部下との関係性が悪くなる可能性もでてきます。ですので、自分が報告や連絡をしてほしいタイミングを部下に伝えるようにしてみてください。

 

特に、初めての仕事や、新しく部下になった人には、上司として細かくフォローをする必要がありますので、イライラすることがあれば、普段からコミュニケーションをとるようにしましょう。

 

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