管理職専門コーチが語る: 仕事とプライベートのバランスの重要性とその実践法

こんにちは

管理職専門コーチの
juncoです。

 

この記事では、管理職の方の仕事とプライベートのバランスの重要性と実践方法などお伝え致します。

 

部下を持つ管理職の方は、仕事の業務はもちろんですが部下の管理も行いますので、常に忙しい状況にあります。そのため子育て中の方で、管理職の仕事をされている場合は仕事とプライベートのバランスがとても大切になります。

仕事ばかりに目がいくと、家庭が回らずパートナーとの関係や、お子さんとの関係が悪化することもあります。ですので、仕事とプライベートのバランスを上手に取ることが重要です。

また、仕事とプライベートのバランスが取れていないと、家庭のことが気になり、仕事に集中できないなどのパフォーマンスはもちろん、チームメンバーへの配慮が欠けたりして、チーム全体の士気や生産性にも悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、この記事では、子育てしながら管理職の仕事をしている私が学んで実践しているバランスの取り方をお伝えします。

メールは定時時間内に届くようにする

 

管理職の方は、組織のリーダーとしての役割を果たしながら、プライベートな時間も尊重するためには、どのように日常を調整したらいいのかをご紹介致します。

私のやっている方法ですが、メールやメッセージなどは定時内に送るようにしています。もし定時を過ぎてしまう場合は予約配信で送るようにしています。特に、部下に対してのメールやメッセージについては、必ず定時内に送ると決めています。

その理由としては、これから管理職を目指している部下に対して、管理職は大変だなと思わせたくないからです。また平日や休日関係なく、いつでも上司からのメールがくる状態を作ってしまうと部下の気持ちは休まりません。

あなたはどうでしょうか?

上司から休日にメールが来ていたら、対応しないといけないという気持ちになってしまいそうですよね。ただ、部下からの私への連絡の場合ですが、定時後は急ぎのときは対応しますが、それ以外の場合は休み明けに対応するようにしています。

このようにメールやメッセージなどでも、仕事とプライベートを上手にバランスを取ることが大切です。

自分時間を確保しましょう

上司の立場だからといって、仕事のことだけを考えているわけではありませんし、必ず1番で出社するわけでもありません。

休日はもちろん、平日の仕事が終わって家にいるときなど「仕事とプライベート」を切り分けるようにしています。そのために、私の場合ですが、仕事と家庭のバランスを取るためによくカフェに寄っています。

私は、平日の通勤途中に「カフェ」によって、自分自身の振り返り(子供の接し方、プライベート、仕事など)をするようにしています。

振り返りには、2種類あります。時間的な振り返りと、気持ち的な振り返りです。

時間的な振り返りについて

時間的な振り返りは、「実際にあなたが何をしたのか?」について考えます。

例えば、

「昨日は朝から〇〇をして、2時間使っている」

「移動時間に1時間もかかった!」

「会議が長引いて通常よりも1時間多い」

などなど、実際にやったことを振り返ります。

気持ち的な振り返りについて

次に、気持ち的な振り返りについてですが、こちらは起きたことに対して、自分の気持ちを確認します。

例えば、

「昨日のプレゼンあれでよかったのかな?」

「いま結構頑張っているけど、このままでいいのか?」

「最近しんどく感じるから一回ブレーキをかけるのか?」

など、自分の内側と向き合うための行動になります。

このように時間的な振り返りをすることによって、仕事とプライベートのメリハリが付きやすくなりますし、気持ち的な振り返りは頭の中の整理がつきます。

私は、この振り返りの時間を30分くらいとっています。また、振り返りは出社途中のカフェで行っています。会社に着いて振り返りを行うと、振り返り中に部下に話しかけられたり、そもそも会社にいるので、頭の中が仕事になってしまうことが増えてうまくいかないケースが多いです。

ですので、振り返りは自分の落ち着いて考えることができる時間帯と場所で行いましょう。

タイムマネジメントの重要性

 

管理職の仕事とプライベートのバランスを取るためには、タイムマネジメントは重要です。

ですが、時間を守ることばかり優先して考えてしまうと、チームの雰囲気や仕事のやる気などに影響がでてきますので、気をつけましょう。定期的に話すことで、トラブルを未然に防げるよ!

私は、部下一人一人と話す時間を作っています。

例えば、新人と話す場合は、毎日「今日の振り返り」をする時間にしています。そして、ベテランの人は週に一回行います。話す内容としては、仕事に関わっているけど、仕事の相談だけではありません。部下によってまちまちですが、1日〜1週間の行動や気持ちを一緒に振り返ります。

具体的には、「私が気になったことはこれだけど、どうだった?」などの話をします。

この振り返りの時間があることによって、部下にとっては、安心感があり、仕事の悩みや進捗などの報告もできます。そして、一緒に振り返りすることによって、部下は振り返りの癖がつき、振り返ることで、仕事への改善ができ、部下の成長につながります。また自信を持って仕事をすることができるようになります。

管理職の上司にとっては、部下のことがわかりますし、大きな問題ではないけれど、とりあえず伝えておくなどの小さい報告を受けることにより、後々大きな問題になる芽を先に押さえてことができます。

 

毎日話すことは大変だと思いますが、特になにもなければ、5分〜10分程度ですみますし、長くても40分程度です。物理的な時間は決まっているけど、効率を考えて、しっかりと時間を取ることが大切です。

 

お子さんがいる管理職の方は、お子さんにも同じことが言えます。仕事をしていますので、専業主婦の方よりも子供と接する時間は少ないと思いますが、1日5分でもいいので、お子さんと一対一で話す機会を作りましょう。話をすることによって、トラブルなどを未然に防ぐことができます。

仕事もプライベートも、相手と話す時間を作ることにより、トラブルを防ぐことがいちばんのタイムマネジメントになります。

チームのモチベーションを考えたワークライフバランス

仕事とプライベートのバランスは、チーム全体で取り組むことで高まります。

そのために私は、スプレッドシートを使ってチームメンバーが自分たちの状態を把握できるようにしています。

上司だけが把握するよりも、チームメンバー全体の日程を作ることによってお互いが休みを取るタイミングを考えてくれるようになります。また上司自身が率先して休みを入れることにより、部下も休みを取りやすくなる傾向になります。

例えば、シフト制の会社だとしたら、、前月に翌月以降の有給を教えて欲しいのですが、スケジュール表を見て、みんなかぶってるとなったら、お互いにメールなどで調整してくれるようになります。

スケジュール表の中には、子供の参観で休むなどの休みを入れたり、外出予定がわかっていれば、外出や出張などをいれておきます。

すると、この人の仕事は出張にいってるんだとわかるように見える化されます。

また2日以上連続で休むときなども早めにわかるため対応しやすいです。

そして、部下たちの中に連休などを取る方がいると自分も休んでいいんだ!という気持ちになるので、誰かが休んだら、他の人も休みを取りやすい環境を作っていくことが大切です。

休みを取ることによって、仕事とプライベートのバランスをとりやすくなることで、仕事への意欲が高まっていきます。

簡単にできる運動で、健康維持

管理職の仕事をしていると、部下の管理や仕事の調整などデスクワークでの仕事が多くなりがちです。そのため、体をあまり動かさず、頭ばかり使っていると健康を害してしまう可能性が高まります。ですのでプライベートな時間を使って健康を維持するための方法についてお伝えします。

私がやっている方法ですが、毎日テレビでラジオ体操をしています。

ラジオ体操はランニングのように外にでて行うこともなく室内でできますし、体を適度に動かすことができて仕事前にはちょうどいい運動になります。

また、瞑想(マインドフルネス)も1日5分をやっています。

家庭を持ちながら管理職をしていると、仕事のこと、家庭のことなどを普段いろいろ考えていることが多いのです。そこで、瞑想をすることによって頭の中を空っぽにすることができ、気持ちが楽になります。

私は、波の音や小鳥のさえずりなどが流れる瞑想アプリなどを活用しています。瞑想アプリを使うことで、より深く瞑想することができます。

他にも、子供を水泳教室に連れていくときは、私も一緒に隣のレーンで泳いだり、歩いたりしています。また家族で旅行にいくときなどは、動物園や水族館を予定にいれて、旅行中でも歩くようにしています。

このように、朝の時間やちょっとした隙間時間、旅行先や子供の習い事の時間などのプライベートの時間を上手に活用することで、お金を払って、ジムに通うことや、時間を作ってランニングを毎日行うなどをしなくても、健康的な体づくりをすることができるように工夫しながら生活していきましょう。

結論まとめ

管理職の仕事は、部下や仕事のマネジメントを行うことなので、とても重要な仕事になります。

重要な仕事をこなしていくためにも、仕事とプライベートのバランス保つことで、体も心も整えていくことが重要です。

今回ご紹介した方法を、取り入れることによって、仕事とプライベートのバランスを上手に取ることができるようになり仕事の効率も上がり部下との関係も良好になっていき、そしてそれが、最終的には組織全体の成功につながります。

私も経験があるのですが、仕事と家庭のどちらかのバランスが崩れているときは、部下に対して配慮が足らないと感じることがあります。管理職である上司が部下の辛い状態に気付けないでいると、結果的には、チーム全体に影響がでてきます。

そのためにも部下と適切な関係を築いていく必要があります。もっと実践的に部下をマネジメントできるようになりたい方は、コーチングを学んでみてください。

詳しくは、こちらのスクールでお伝えしています。

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